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Telephone Line ってTMNetworkの歌を知っていますか? 3000文字電話

 

 

この記事は、3000文字チャレンジの第27回のお題、「3000文字電話」の記事です。

今回は、ただただ過去の思い出話をするだけです。

ちなみにここに出てくる方には何の許可も得ていません。

多分怒られはしないと思うのですが、もしNGが出ましたらこの記事は消します。

まあ、いちいち報告するつもりもないんですが。(汗)

 

 

それはそれは、この6月で30代最後の歳を迎えた私が高校一年生だった頃のお話です。まだ1996~7年ですね。当時私は自他ともに認める筋金入りのオタクでして。地味ながらそれなりに楽しく暮らしていたわけです。そんな時、友達がとある男性の友達が出来たと言いまして。非モテまっしぐらの私は血眼になって「今度会わせてよ。」と頼んだのであります。その男性は地元の電車で一駅隣に住む人でした。歳はよくわからないけど、ちょっと年上そうと。期待は高まります。そして、次回のあるオタク系イベントで遭遇することになったのです。

あまり事情は明かせないのですが、まあ初日はちらっと拝見してあいさつを交わす程度でした。しかし、初対面の印象は好感度MAXだったわけです。…女子高で飢え過ぎてたせいもあるかもしれませんが、何としてでもお近づきになりたいと。

えっと、これ以後その方の呼び方を「J氏」で統一させていただきます。

その頃ね、まだポケベルも持ってるか持ってないかの時代なのよね。なので、まず最初の連絡手段として「文通」から始めます。…ダサっ!とか言わないでね(泣)とりあえず共通の話題、当時流行った「スーパーロボット大戦シリーズ」の話からスタートです。J氏はバリバリにスパロボやり込んでらして。そもそもシミュレーション系ゲームが大の苦手なのにイケメンキャラ目当てになんとなくスパロボやってる私とはレベルが違うのですよ。そして年上なだけあって、昔のガンダムにかなーり詳しい。えっ、シャアとクワトロ大尉って同一人物なの⁉ えっ!0083って「ゼロゼロハチサン」って読まないの⁉「ダブリューオーエイティースリー」なの?みたいな。もうね、文通しててボロの出まくりーのですよ。まあ、ちゃんと最初に「そんなにスパロボ得意じゃないです」とは前置きしてましたので、嘘はついてないわけです、えっへん。でも、苦手なりに必死で多少はやってました。健気ですね。そのうち文通は色々な話題になっていくのです。

音楽の話。J氏はB'zが好きだと。私も好き!!と。今度、カセットテープにB'zセレクション作って郵送してあげるよ、と。ありがとう!待ってる!と。

もうね、「カセットテープ」も死語ですよね。すみません。

そして、J氏からカセットが届きます。手紙でのレビュー付き。CDから録音して、そして片面ごとに録音時間が決まっているから、隙間の時間にTMNetworkの曲入れてみましたと書いてありました。

ぶっちゃけ、1980年生まれの私にとってはTMNetworkってちょっと世代がずれるんですよね。ギリギリ、シティーハンターの「Get Wild」知ってるくらい。

 

そんな私が、意識して聞いた初めてのTMNetworkは「Be Together」でした。

なんなのこれ、めちゃかっこいいじゃん!って。えぇっ!1994年にもう活動休止してるの⁉なんてこった!みたいな衝撃でした。そして私は返事を書きました。めちゃくちゃいいですね!好きになりました!と。

 

そう。胸の高鳴りは決してTMNetworkだけにではなかったのです。もちろん、ずっと文通のやり取りをしていたJ氏に対しても、かなりの意識はしていていました。そしてその頃には、最初に紹介してくれた友人にも「J氏…ちょっと好きかも…」とか言ってたような言ってないような。だって、その友人がJ氏好きだったら修羅場ですからね。幸い、その友人はJ氏に興味は無いとの事だったので、安心しました。

 

いつの頃か、電話もたまにするようになりました。よく覚えてないのですが、手紙に電話の番号を書いて、何かの時にはどうぞ、みたいな感じだったでしょうか。

当時はもちろんお互い携帯はありません。家の固定電話に電話して、「〇〇さんのお宅でしょうか?〇〇と言いますが、J君いらっしゃいますか?」みたいなやり取りがあるわけです。そう、素性がはっきりとしたお付き合いでしたね。

カセット届きましたよー、聞きました!とか、エヴァンゲリオンの再放送見ました?あっ、テレビ東京系、そちらは電波が悪くて見えにくいんですか?私録画しましょうか?みたいな田舎感満載の話題。

 

出会ったのはまだ残暑厳しい秋の始まり。それが、年が明け寒い冬の頃になり、私の「好き」が爆発してきて。そして勘ぐり始めるのです。J氏は私の事、どう思ってるんだろう…と。これだけ手紙をくれるんだから、全く嫌いなわけはないよね、みたいな。

思いを打ち明けたい。けれど、次はいつ会えるかわからない。ただ出来るのは、J氏のくれたカセットテープを聞くことだけ。

Be Together」を何度も何度も聞き返す。「一緒にいよう」と言う意味のタイトル。

・・・。

あれ?

・・・もしかしてこれって、メッセージ性あるのかな・・・?

変な期待が高まります。もう、恋心は止まりません。

 

そしてその年のバレンタインデー。私は手作りのクッキーをメッセージとともに郵送しました。郵送のタイムラグを計算して、今日あたり届いたかな、なんて計算しながら。届いたころに、私は電話をかけました。

「クッキー、本当にありがとう。めちゃくちゃ嬉しいよ」と話すJ氏。

その声は、脈あり?他愛もない話にも詰まり始めて。

はぁっ、ってお互いため息の聞こえる沈黙。

ドキドキが、止まらない、けど、今日伝えなきゃ。

「あ…あのね、私…Jさんのことが…好きなんです…」

ふぁぁぁっって声にならないような、ため息のような、微笑みのような、吐息のような声。

「えぇぇぇ、ホントですか…。僕もずっと、あなたの事が好きでした。でも、好きな人いるって聞いてたからすっと諦めてたし、でも、手紙とか電話とかではなんか僕…もしかしたらなんて思ってたし…」

「えぇ、そうかなぁって私も期待してた。確かに好きだった人がいたんだけど、いつの間にかそんな気持ち吹き飛んで、Jさんの事ばかり考えるようになってた。…好き。」

 

そして私はTMNetworkとともに好きになったJ氏と付き合う事になり、その後さらにTMNが好きになったのです。それからもポケベルで多少の待ち合わせなどは出来るようになったものの、家の固定電話でやり取りは続きました。電話で話すことは、間合いも吐息もちょっとした生活音も聞こえる。会えなくても、息遣いを感じる。たいした話題も無いのに毎日長時間話しました。

 

その後J氏とは、約4年のおつきあいをしました。私の至らないために、恋人としてはピリオドを打つことになったのですが、今でも大事な友人だと認識しております。とは言えたいして連絡も取り合ってないんですけどね。

最後にやり取りしたのは、今年の連休前くらいでしょうか。「地元に戻って来たよ。」と私からの突然のLINEに驚き、「びっくりしたよ。」から「仕事は大丈夫?力になれることがあれば遠慮なく言ってね。」と。あれから20年以上経とうと言うのに、やっぱり変わらない。

 

でも、今でも後悔はないんです、不思議なことに。

あの頃、一緒に何度も何度も聞いたTMNetworkの「ELECTRIC PROPHET~電気仕かけの予言者~」。この歌のように、ずっとそばにいると信じて疑わなかったあの頃。

 

今改めて聞いてみる。

 

君だけが間違いじゃない

君だけが不安だらけじゃない

何もかも頼っておくれ 

Maybe  I Can Control Your Mind

 

今そう言ってくれるパートナーは、もう私には居ない。

でも。

気持ちは同じの友人たちがいてくれる。

それが、何よりも嬉しい。

そして、私も全力で頼って欲しいと思ってる。

 

そんな事を再認識した、ただの昔話。

読んでくださいまして、ありがとうございました。